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Text File  |  1996-04-01  |  11KB  |  221 lines
  1. Single Number version 1.1.7 E/J (1996/04/01）　
  2. by Yoshimitsu Kanai　（金井克光）
  3.  
  4. ＜イントロダクション＞
  5. Single Numberは一人用のパズルゲームです。パズルそのものは市販のパズルの本
  6. や、週刊誌のパズル欄でよく見かけるものです。このプログラムではマックがパズル
  7. を出し、プレイヤーが解きます。
  8.  
  9. ＜ルール＞
  10. ９ｘ９のマス目の各縦・横列、そして太枠で囲まれた３ｘ３のマス目には１から９ま
  11. での数字が各々１個ずつ入ります。パズルではあらかじめいくつかのマス目に数字が
  12. 入っており、これらを基に残りのマス目の数字を決めていきます。（問題ではこれら
  13. の数字の組み合わせが１通りに決まるように作られています。）全てのマス目が正し
  14. く埋められればクリアーです。
  15.  
  16. ＜遊び方＞
  17. マス目への数字の入力は画面の右半分にある数字のパネルをクリックするかキーボー
  18. ドから数字を入力することでカーソルが入力された数字になります。この状態で空欄
  19. のマス目上でマウスをクリックすることで入力できます。一度入力した数字を変更し
  20. たいときは一度”クリアー”を選択し（キーボードでは"0"）、マス目上の数字を消
  21. 去してから正しい数字を入力して下さい。
  22. パズルをプリントすることで紙上でパズルを解くことができます。
  23. 上級者用に問題集(Book)を用意しました。ブックモードでは１００問の超難問を順
  24. 次解いていくというもので、答えを見ることはおろかセーブ、プリント等もできませ
  25. ん。またこれが全問解けると”師範”レベルが利用可能になります。全問解けた方は
  26. 感想も含めご一報ください。全問まだ解けていない方も御意見お待ちしています。
  27.  
  28. ＜オプション＞
  29. １、プログラム起動時に"Change Language"を選ぶことで英語モードと日本語モー
  30. 　　ドが切り替えられます。（アップルメニューの"SingleNumber について"から
  31. 　　" Change Language"を選ぶことができます。）
  32. ２、効果音のオン・オフが選択できます。
  33. ３、ルールに反した数字を入力したときのアラートのオン・オフが選択できます。
  34. ４、パズルの難易度を４段階で選択できます。（ただし、最難の”師範”レベルは
  35. 　　ブックモードの100問が全問解けないと利用できません。）
  36. ５、パズル作成時の各種対称性（左右・上下・右上対角線・左上対角線・+/-90度
  37. 　　回転・中心点）を設定できます。このオプションを使うと対称性のあるきれいな
  38. 　　パズルができます。いろいろな組み合わせで試してみると面白いと思います。
  39. 　　（いくつかの組み合わせがあらかじめ用意されています。）
  40. ６、答えを確認することができます。（Book mode以外）
  41. ７、Book modeでは超難問を１００問用意しました。全部解けたらかなりの達人と
  42. 　　いえるでしょう。Puzzle Bookのファイルはプログラムと同じフォルダー内に
  43. 　　置いてください。（このモードは上級者用なので解答をサポートする各種オプ
  44. 　　ションは使用不可にしてあります。）
  45.  
  46. ＜System Requirement>
  47. １、System 7.0 以降のMac OSが載った全てのマック。（Apple Event、バルーン
  48. 　　ヘルプ（英語・日本語）に対応。モニターは9inch白黒以上で、モニターによる
  49. 　　動作制限はありません。Fat binary で、PPC マックでの問題作成速度は68Ｋ
  50. 　　マックのよりかなり速いです。）また"courier font"を使用しますのでシステム
  51. 　　にインストールしていない方はインストールしてください。
  52. 　　（"Full"版が動作しない古い機種では"light"版を使ってください。"light"版は
  53. 　　1.1.4をベースにした白黒、68ｋ版です。プログラムサイズが小さく、必要メモ
  54. 　　リーも256KB程度で、速度も余分なコードがない分"full"版より軽快です。機能
  55. 　　的にも基本的なものはすべて入っています。）
  56. ２、メモリー使用サイズはモニターの階調によって変化します。
  57. 　　B/W では384KBで充分、8bit color で 512KB が目安です。
  58. 　　(24bit colorでも動作しますが、より多くのメモリーが必要で多少動作も遅く
  59. 　　なります。初期設定の値を多目に設定し、「この Macintosh について」を参考
  60. 　　にしながら自分の動作環境にあわせて変更して下さい。）
  61. ３、開発環境
  62. 　　SE/30 (+DayStar 50MHz)
  63. 　　PowerBook Duo 250
  64. 　　　　+ System 7.1 (J + E)
  65. 　　　　+ CodeWarrior C
  66. ４、動作確認
  67. 　　SE（light版をお使いください）
  68. 　　SE/30
  69. 　　IIci
  70. 　　Classic II
  71. 　　PowerBook 145B, 520, 550C, 5300
  72. 　　PowerBook Duo 250
  73. 　　LC III, 520, 630
  74. 　　Performer 275, 575
  75. 　　Centris 650
  76. 　　PowerMac 7100/80 
  77. 　　　　+ System 7.1(E/J)/7.5(J)
  78. （上記以外の機種をお持ちの方へ：
  79. 　　　動作確認のレポートをいただければありがたく思います。）
  80.  
  81. ＜このプログラムの配布について＞
  82. 以下の条件下で、このマニュアルを含め全てのファイルを作者に対して何らお金を払
  83. うことなく自由に再配布することができます。
  84. １、テキストを含め全てのファイルになんら変更を加えないこと。また、ファイルの
  85. 　　削除・追加をしないこと。
  86. ２、このプログラムおよびあらゆるファイルの配布に対して通常のBBSのダウンロー
  87. 　　ドにかかる直接的な費用以上の対価を要求しないこと。
  88. ３、作者は自分のゲームがどこに配布されているかを知りたいので、印刷物・フロッ
  89. 　　ピー・CD-ROMで配布されるときは事前にお知らせ下さい。またもし配布される
  90. 　　ものを一部いただければ大変ありがたく思います。(記念にさせていただきます）
  91. 4、このプログラムを用いて作成したパズルを配布するときはFreeWareとし、本プ
  92. 　　ログラムで作成されたことを明記すること。また商用雑誌にパズルの問題として
  93. 　　掲載する場合には、本プログラムを用いて作成したことを明記し、作者はその商
  94. 　　用雑誌に規定されている原稿料を要求します。いずれの場合にも事前に許可を取
  95. 　　ってください。
  96.  
  97. ＜version history＞
  98. v.1.1.7 (96/04/01)
  99. 　　問題作成ルーチンを改良し、問題作成にかかる時間が短縮した。
  100. 　　師範レベルでの問題の対称性をきれいにした。
  101. v.1.1.6 (96/03/11)
  102. 　　ファイル”オープン”とブック”指定問題へ”のダイアログで問題のプレビュー
  103. 　　ができるようにした。
  104. 　　v.1.1.5からプログラムが重くなり、SEのような古い機種では互換性の問題も出て
  105. 　　きたため、必要メモリーが少なく、多少は軽快に動作するlight版も用意した。
  106. v.1.1.5 (96/02/21)
  107. 　　パズルの解答過程のログ管理をするためのフローティングウインドウを用意した。
  108. 　　（ブックモードでは使用不可）
  109. 　　パズルウインドウおよびログ管理用のフローティングウインドウを閉じたり移動
  110. 　　させたりできるようにし、そのためのコマンドも用意した。
  111. 　　やり直しコマンドを実行してもそれまでの解答過程のログは残した。（つまり、
  112. 　　一つ戻すコマンドを最後の一つまでしたのと同等）
  113. 　　画面表示上の変更を行い、細かなバグを修正した。
  114. v.1.1.4 (96/01/23)
  115. 　　v.1.1.3のメニューバーがちらつくバグを解消した。
  116. 　　間違った数字にマークを付けるコマンドと、指定のマス目に答えを入れるコマンド
  117. 　　をヘルプメニューに追加した。（ブックモードでは使用不可）
  118. v.1.1.3 (96/01/14)
  119. 　　新しいブックの問題を解くたびにどこまで解いたかをセーブするようにした。
  120. 　　（途中でマックが暴走しても既に解いた問題を解きなおさなくてもよくなった。
  121. 　　特にPower Bookでスリープさせて使っている人のために。）
  122. 　　入力したマス目にマークを付けられるようにした。（ブックモードでは使用不可）
  123. 　　メニューコマンドの配置を多少変更した。
  124. v.1.1.2 (95/12/30)
  125. 　　v.1.1.1で導入したカーソルのカラー化のためにcolor QuickDrawを持たない初期
  126. 　　のマックでエラーが起こるバグを解消した。
  127. 　　GWorldを利用する事で画面の表示を高速にした。（特に画面のアップデート時）
  128. 　　モニターモードをプログラム利用中に切り替えても画面表示を最適に維持できるよ
  129. 　　うにした。
  130. v.1.1.1 (95/12/21)
  131. 　　上級レベルより難しい（超難問の）師範レベルを導入した。（このレベルを利用
  132. 　　するにはブックの問題100問を全部解かなければなりません。）
  133. 　　問題作成時のカーソル変化を処理速度の速い機種でも識別できるようにした。
  134. 　　マス目上の指定した場所まで”一つ戻す”を繰り返すコマンドを加えた。
  135. 　　一連の”一つ戻す”を全て取り消すコマンドを加えた。
  136. 　　マス目への数字入力上の細かなバグを直した。
  137. 　　問題を解き終わってもセーブ、プリント等のコマンドが使えるように改善した。
  138. 　　プリント時に（１）問題（２）現在の解答状態（３）答え、のどれ（複数選択可）
  139. 　　を印刷するかをプリントダイアログ上で設定できるようにした。
  140. 　　カーソルをカラーにした。
  141. v.1.1.0 (95/12/02)
  142. 　　デフォルトボタンの縁取りルーチンを改善した。
  143. v.1.0.9 (95/11/18)
  144. 　　初めてプログラムを起動したとき、日本語のシステムの時は日本語に、その他の
  145. 　　言語の時は英語になるように改善した。
  146. 　　全てのレベル（BookModeは除く）で答えを見れるように戻した。
  147. 　　16色モードで使用するリソースを白黒(1bit)からカラー(8bits)に変更した。
  148. 　　（これによりPowerBookでの見栄えがよくなった）
  149. 　　各種ダイアログボックスにバルーンヘルプを導入した。
  150. 　　デフォルトボタンの縁取りルーチンを改善した。
  151. 　　メニュー操作時にカーソルが矢印になるようにした。
  152. v.1.0.8 (95/11/04)
  153. 　　答えを見られるのを初級レベルに限り（コマンドもファイルメニューからヘルプ
  154. 　　メニューに移した。）、答えを見ても問題を解き続けられるようにした。
  155. 　　100問の難問集（Puzzle Book）を順番に解いていくモード（Book mode) を
  156. 　　導入した。
  157. 　　これにあわせて難問集を作成した。（かなり難しい）
  158. 　　プリントルーチンのバグを解消した。
  159. 　　対称性がよりきれいに働くように改善した。 
  160. v.1.0.7 (95/09 /15)　未公開バージョン
  161. 　　各種設定をpreference fileに保存するようにした。
  162. 　　エラー発生時の処理を強化した。 
  163. v.1.0.5 (95/09/07) 
  164. 　　白黒のPICTデーターが8ビットだったのを1ビットに変えた。
  165. 　　回転を対称性オプションに加えた。
  166. 　　対称性オプションをダイアログボックスに集め、各々のオプションがどのように
  167. 　　働くかを視覚化した。
  168. 　　またいくつかの組み合わせを事前に用意した。　
  169. 　　答えをファイルメニューから表示させたとき、9ｘ9のメインのマス目の横に表
  170. 　　示するよう変更した。
  171. 　　線画ルーチンを改良して数字のちらつきをなくした。 
  172. v.1.0.2 (95/08/28)　InfoMac 初公開版
  173. 　　Apple Eventルーチンのバグを解消した。
  174. 　　変数の整理と不要な変数の削除した。 
  175. v.1.0.0 (95/08/20)　未公開バージョン
  176. 　　初期バージョン
  177.  
  178. ＜CopyRight＞
  179. このソフトはfreewareですが、PDSではありません。つまり作者は著作権を放棄し
  180. ていません。このプログラムに付属するパズル問題およびこのプログラムを用いて作
  181. 成したパズル問題には作者に著作権があります。またこのプログラムに付属するpuz
  182. zle bookの解答を公開することを禁じます。
  183. このプログラムを使用したために生じた, いかなる損害・被害についても, 作者はそ
  184. の保証はいたしません。
  185.  
  186. 私は商用ネットには加入していないのですが、六角氏の御厚意でNifty にアップして
  187. いただいています。（同氏には技術的な面でも大変お世話になりました。）またその
  188. 他多数の方々からさまざまなご助言をいただきました。この場を借りてお礼申し上げ
  189. ます。このプログラムは FreeWare ですので、お気軽に感想（要望）をお聞かせ下
  190. さい。
  191.  
  192.       金井克光（かない よしみつ）ykanai@m.u-tokyo.ac.jp
  193.  
  194. （追記）
  195. パズル問題を入力して解くというルーチンについては各種パズルの本に懸賞付きの問
  196. 題があるために現在見合わせています。この点について広くパズル業界のご意見をう
  197. かがいたいと思います。今後のバージョンに反映したいと思います。
  198.  
  199. このプログラムが（とても）おもしろいと思われたなら、ぜひお友達にもあげて下さい。
  200. （加入されているネットで紹介していただければ大変ありがたく思います。転載してい
  201. ただければもっとありがたいのですが、そのときはどこのネットに転載したかを事後で
  202. も結構ですからお知らせください。）
  203.  
  204. ＜参考文献等〜プログラムを始めようとする方へのお役に立てばと〜＞
  205. １：INSIDE MACINTOSH　（TOOL BOX ASSISTANCEも含む）
  206. 　　　　Addison-Wesley Publishing Company
  207. ２：TOOL BOX 100の定石　
  208. 　　　　小林邦人著　アスキー出版局
  209. ３：基礎からのＣ言語入門
  210. 　　　　竹田仰、大和正信著　工学社
  211. ４：Code WarriorではじめるMacintoshプログラミング　
  212. 　　　　Tom Thompson著、武舎広幸訳　プレンティスホール出版
  213. ５：Macintosh C-A Hobbyist's Guide to Programming the Macintosh in C
  214. 　　　　K. J. Bricknell
  215. ６：More Mac Programming Techniques
  216. 　　　　D.P.Sydow M&T Books　（和訳あり）
  217. ７：Code WarriorのＣＤやネットワーク上にあったサンプルプログラム。
  218. ８：ネットワーク上での質問のやり取り（私自身もいろいろと質問させていただきま
  219. 　　した）、そしてその時知り合った方々のあたたかい助言。
  220. ９：ファンの皆さん（？）からのバグレポート、提案、助言、励まし等。
  221.